コラム広告「きものエッセンス176」◆悉皆◆

bombee3

2024年03月06日 22:55

いつもご覧いただきまして
誠にありがとうございます。


明日で3月に入って一週間になります。
昨年の今頃は脚を牽引されて寝たきりに
なったところでした


明日は長男の新居(下宿)に
荷物を運んできますので
お休みをいただきます。


本日は第1水曜日ですので
高山市民時報に掲載していただきました。



ちょっと読みづらい漢字ですね




私は京都で働いていた時は
染呉服の小さなメーカーで
働いておりました。


そのため、染物の工程に関しては
よくわかっているつもりです。


実は悉皆屋さんというのには
二つありまして

一つは染めや洗い張りを業とする人たち。
そしてもう一つは
メーカーから白生地を預かってそれを
一枚のきものに仕上げていく
きものプロデューサーとしての悉皆屋さん。


私が以前働いていた店には
何人もの悉皆屋さんが出入りしており

社長が出した染め出し伝票をもとに
白生地から訪問着などのきものに
仕上げて持っていらっしゃいます。


会社は悉皆屋さんに加工代を
支払います。
悉皆屋さんはその加工代の中から
職人さんへ加工代を払います。


京都の店では、手作りのきものばかりでしたから
白生地に青花と呼ばれるツユクサから作られる
インクで下絵を描いたものを見せてもらったり


友禅をしたきものの地色の相談に
いらっしゃったものをそれとなく
見せてもらっておりました。


今となっては貴重な経験です。


というわけで、きものの加工については
よくわかっているつもりですので
何でもご相談ください。
よろしくお願いします。


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