いつもご覧いただきまして
誠にありがとうございます。
高山信用金庫の
「たかしん経済クラブ」講演会に
行って来ました。
講師は
「舞の海秀平」氏
私と同世代で、小兵ながら
いろいろな技を繰り出して
大型力士を倒した姿が印象に
残っています。
舞の海秀平氏
※ウィキペディアより拝借
ユーモアのあるお話しで
楽しく聞かせていただきましたが
いいお話しだなぁと思うことがありました。
それは、身長が足りなくて頭にシリコンを入れて
新弟子検査に合格した時のお話し。
当初高校の教師になることを決めていた
舞の海さんは、あることをきっかけに
やはり力士になることを決意します。
相撲界は厳しい世界ですが
案外根回しの利くところだそうです。
(まぁそれは想像できますが…)
出羽の海部屋に入門したい舞の海さんは
当時の親方(元横綱佐田の山)に
身長が足りないのを見逃してもらえないかと
頼んでおいたそうですが、結局
1回目の新弟子検査では身長が足りず
落ちてしまいます。
何が何でも入門したい舞の海さんは
シリコンを入れて(これが案外大変な手術)
やっとの思いで173㎝にして合格しました。
でも親方衆も人によってはかなりアバウトで
173㎝なくても通してしまう親方もあったそうで
(多分担当の親方に言えば大丈夫だった)
舞の海さんは出羽の海親方にどうして
根回しをしてくれなかったのか何度も尋ねた
そうです。
最初は笑って答えてくれなかった親方も
あまりのしつこさに、話してくれたのは
せっかく将来を決めているのに
相撲界に入ってうまくいかなかったら
かわいそうだ。
一度落としてそれで諦めてくれれば
と思っていた。
でも本当にやる気があるのならば
必ずもう一度検査を受けに来ると
思った。
とおっしゃったそうです。
入門後シリコンは取りましたが
今でも激しい頭痛がすることがあるそうです。
でも入門しようと思ってやったことに
後悔はないとおっしゃっていました。
それだけの思いを持って入門されたから
あれだけの活躍ができたのだなぁ
と改めて感心いたしました。
久しぶりに舞の海さんの相撲を見ました
いやぁ面白い!